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フィリップ・ベルト、ダイヤモンドのエクセレントカットにおいて世界的な功績を残す男
フィリップベルト 
アントワープのケンペン地方の小さな町ネイレン(Nijien)の
一見何もない住宅街の中にダイヤモンド研磨のカリスマ
「フィリップ・ベルト」の工房があります。

ネイレンを含むケンペンというエリアは
もともとダイヤモンド研磨の下請け的な工場が
いくつも点在していたエリアですが、

今はそのほとんどが廃業しており、
ほぼ稼動していないとか・・・

そんな中にあって日本向けトリプルエクセレントにおいて
天才的な研磨技術を持つダイヤモンドカッターが
この地で活動しています。 

ラウンドカットのトリプルエクセレントの分野で
天才と称されるフィリップ・ベルト氏です。

ベルト氏は兄の勧めで10代でダイヤモンド研磨の道を志します。
彼が小さいころは(今から35年前)
この街のだれもがダイヤモンドカッターに
憧れた時代だったそうです。

ネイレンだけで2,000名以上のダイヤモンド研磨師がいて
ダイヤモンドの研磨師になるための学校も有り
みんな競ってダイヤモンド研磨の学校で技術を習得して
プロの研磨師を目指したそうです。 

ネイレンには有力なサイトホルダーの研磨工場が軒を連ねていて
最盛期には多くの研磨師でにぎわったそうです

そんな中ベルト氏は通常難しいとされていた
ダイヤモンド研磨の様々な技術を
人並み外れたペースで身に付け
メキメキと頭角を現すと

大手研磨工場の工場長の目に留まり
1990年にダイヤモンドの
アイディアル・メイク
いわゆるエクセレントカットの開発チームに
約2,000名の研磨師の中から選出されます。

そしてたった3名だけで結成されたトップチームで
リーダーに指名されると

ダイヤモンドのCutグレードVery Good以上の品質が
極端に難しいとされていた90年時代に
エクセレントメイクを連発。

 ベルギー品質の高さを世界に印象付け、
1993年にはエクセレントカットの人気を不動のものにした
「ハート&キューピット」の研磨に成功

研磨業界に新しい常識を作り出しました。
現在までにトリプルエクセレント、ハート&キューピットの
ダイヤモンドを数多く研磨した経歴を持つ
凄腕の現役ダイヤモンドカッターなのです。 

ダイヤモンド研磨は物凄い集中力が要求されます、
研磨面のイメージは100分の1弌10ミクロン)
顕微鏡的なミクロの世界で

ダイヤモンドの研磨面(ファセット)を
手に伝わる振動を頼りに研磨していきます。

このレベルになると一回の研磨での目減り分は
なんと0.0001ctの重さです。(グラム換算で0.00001g !)
このレベルは今の処、
機械では設定不能で正に熟練の職人以外には
表現できない分野なのです。 

ベルト氏の研磨チームは0.15ct以上のサイズにおいて
世界最高クラスの研磨レベルを誇り、

現在までに約15万個のダイヤモンドを研磨しており、
ダイヤモンドの検品数は累計150万個以上だそうです、
ベルト氏は供給されるダイヤモンド原石の中でも
Topクオリティーの10%だけを厳選して
自身の手で磨き上げていきます。

トリプルエクセレントカットのダイヤモンド研磨における
世界の巨匠なのです。

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